2019年10月27日に参加してきた万里長城マラソンで、頭に付けていたGoProの動画を編集しました。
そのほか、携帯で撮影したレース中の画像をふんだんに掲載しながら、その時々の様子を紹介します。
天気も良く、牧歌的な雰囲気がとても楽しい大会でしたが、一言でただただ辛い…!
【動画】
【コース】
自分が参加した万里の長城マラソンの大会は、規定のコースがありませんでした。
年2回開催され、いくつかの候補コースの中から、その時々で選ばれているとのこと。
2019年10月の秋の大会は「永恒長城」というエリア。
おそらく普通に観光していたら訪れることのない知る人ぞ知る隠れた名所です。
北京中心部から見ると、屈指の万里の長城観光スポットである八達嶺長城から 10kmほど離れただけでかなり近い地域。
ただし中国人の人も含めて観光客はあまりおらず、開放感のある中で走り抜けることができます。
万里の長城マラソンでは、いつも同様に観光客があまりおらず、マラソンに集中できるコースで実施されているようです。
【公式HP】
自分が参加した万里の長城マラソンはこちら
万里の長城マラソンを運営している団体は複数あるようです。
【振り返り】
大会自体の運営内容などは公式HPなどに詳しく掲載されているので、走りながら自分で携帯で撮影していた画像を元に振り返っていきます。
集合は指定のホテルに早朝5:20集合。大型バス2台で移動します。
現地で着替えを済ませてスタート。
フルマラソンのほか、ハーフ、10km、5kmのエントリーの人達と同じタイミングで走り始めます。
ただし5kmの人達は、実際の万里の長城手前の地点まで車でワープしていました。羨ましい。
この日は雲一つないような秋晴れで、風も強くなく、気温も体感10~15℃程度の、まさにマラソン日和。
今回のコース。
なかなか複雑ですが、A(スタート地点)⇔C、A⇔E、A⇔Dという3か所の往復を、計2セットすることになります。
実際の万里の長城のルートはF⇔Cのうち、半分が長城に至るまでのトレランのようなコース。そしてもう半分が長城の上。
そのほかは、田舎の村の道路となります。
今回のコースは、これまでに開催実績のあるコースと比べると万里の長城の上を走る区間は短い方とのことですが、その分ほとんど観光客も訪れず、トレランコースの先にあることからも、別格の景観が楽しめるのが特徴とのこと。
後から振り返ると、万里の長城の上自体はアップダウンが激しすぎるので、あまりに区間が長いとそもそも走り切れなくなります…!
ほどなくして、トレランコースに差し掛かります。
トレラン区間の所要時間は、登りで片道概ね30分ほどでした。
ようやくトレラン区間を登り切り、長城の上へ到達。コースの反対側は管理されておらず、ありのままの長城の姿となっています。
長城の上は観光客もほとんどおらず、ランナーだけが走っていく貴重な光景が広がっています。
あんな長いトレランのようなコースを行き来しなくてはならないのであれば、そりゃ普通の観光客はなかなか来ないように思います。
ただ、階段に差し掛かると、万里の長城が牙をむく!
走ることはできず、みんなで歩いていきます。
本当に急な部分は、四つん這いになりながら進んでいきます。
やっとの思いで階段を登り切っても、その先にはまた別の階段…
ただ、景色はすごく良い。
雲一つない開放感のある青空!
おそらくPM2.5などの待機汚染も心配なさそう。
階段だけではなく、所々は急な坂になっています。
坂というか、もはや壁…!
向こうの階段を上るのであれば下りたくありません!
そうこうしているうちに折り返し地点へ。
もう少し先まで行ってみたい!
走ってきた(歩いてきた?!)道を戻っていきます。
自分が来る時もそうであったように、多くのランナーと挨拶を交わしながら進んでいきます。
こういった平坦な道が逆に珍しい。
上る時は四つん這いだった階段を下りていくのが怖い。
足を踏み外さないように…!
万里の長城とトレラン区間を下り、農村区間へ戻ります。
観光客は少ないですが、きちんとした観光地域です。
どう道具や移動手段を確保したのかわかりませんが、欧米人グループが長城の上でキャンプで夜を明かしていました。
農村区間はこのような道を進んでいきます。
概ね平坦ですが、ダラダラとした上り下りがあり、頂上でダメージを負った脚にさらなるダメージを与えていきます。
時にはヤギもお出迎え。
豚もお出迎えです。
要所要所でドリンクやパン、果物などの補給ポイントあり。
参加人数に対して、ずっと多くの飲食物が用意されていたので、補給は困りませんでした。
そんなコースをフルマラソンの場合は2セット走り切り、ようやくゴールへ。
自分の通常のフルマラソンのタイムは4時間30分前後ですが、7時間近くかかってしまいました。
【反省】
・当日の集合時間が公共交通機関が走り始める前の時間帯になってしまう。
通常は集合場所であるホテルまで徒歩圏内のところに宿泊するのことになるかと思うが、もし徒歩圏内ではないところに宿泊する場合は要注意。
朝の4時台は街中は、ほぼタクシーが走っておらず、現地在住者でないと配車アプリも設定が難しい。夜中のタクシーは本当にアテにならない。
そんな中、一部の市内バスが夜中でも走っているので、個人旅行者にとってはそれを利用することが確実。
ルートは全北京で、おそらく数十はあった記憶が。wikipediaによるとNo.1~38あるらしい。本数は概ね1~2本/時間。
ただしネットのどこかに時刻表が掲載されていたが、今検索してみても見つからず…
公式HPの乗換検索がアプリに誘導される様子。
百度地図では、時刻表は分からないが、ルート検索の結果で深夜バスのルートが反映される様子。
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