FIND 45 degree
-ある社会人バックパッカーの旅日記-

旧名「結局は右斜め45°」。
とある自由旅行者の旅の備忘録です。
既存ページも情報を随時更新中。

【ベネズエラ 旅行情報記録】Venezuela【12/2017 – 1/2018】

年末年始に現地で12日間ベネズエラを旅行した時の旅行記をまとめました。

現地の様子は日々刻々と変化するので、ここで書かれていることが、今どこまで通用するか分からないですが、12日間で主要観光地のギアナ高地とエンジェルフォールをギリギリ訪問できたという結果になりました。
※現地で国内線のチケットが取れず、別の街へ急遽自動車で移動するというトラブルもありましたが…

その時々の様子を、なるべく多くの画像と共にご紹介しています。

【PICTURES】

DSC_9782-2

※画像をクリックするとFlickrサイトで一覧表示されます。
 本来、画像をスライド表示で遷移させることができるはずですが、時折上手く作動しないことがあります…

【Travel agency】

AYAPAINA TOURS (facebook page)

今回、空港到着時からの送迎から、最後の出発ゲート見送りまですべての行程を依頼。信頼できた代理店。ただし英語や国際送金必。自分の時は全て込み込みで十数万円。(現地でも100$?両替したが、最悪全くお金を使わなくても問題なかった)

行程は全て事情に合わせてカスタマイズもしてくれる。個人で現地のホテルや移動などの手配はまったくしなかった。日程や希望エリアなどを伝えれば、スケジュール行程を作成してくれた。初め、自分の休みの期間を伝えたところ、「それではギアナ高地とエンジェルフォールを訪問するのは足りない。」という連絡から色々と調整に相談に乗ってくれた。

おそらく、送迎などだけの一部のサービスの相談も可能。

ただし、経済状況などから、価格や設定可能な行程は流動的。自分の時は国内線が当月にならないと国内線のチケット予約ができないという理由で、帰りのプエルトオルダス→カラカス間のチケットが確保できていない状態でのスタートとなった。

結果、そののチケットを確保することができず、最終日はカラカスに戻って一泊の予定が、急遽、中間の街のバルセロナまで車移動となり、そこで一泊し、早朝出発というハードな行程となった。その際の追加費用+50$は、ある種問答無用での支払いとなった。逆に言うと、その程度のトラブルであれば、何とかしてくれる。

ちなみに、サイトを運営しているオーナー夫婦は、ベネズエラ人ながらパナマ在住。ベネズエラだとネット環境が不安定で、メールも確認できないこともあるようだが、メール返信などは基本早かった。ただし、メール返信担当の奥さんが、手伝いなどで数日事務所を離れることがあると、メールの連絡が滞った。ベネズエラ国内のスタッフは、知り合いネットワークを駆使している様子。

VENE TRIP

スケジュールや予算など諸々の事情で、結果お願いができなかったが、日本人の方がマネージャー。日本語で迅速な問い合わせ対応をしてくれた。現在facebookが定期的に更新されている様子。

【ITINERARY】

■Day1

[18:10] Tokyo Haneda・東京 羽田

→(china eastern airlines MU540)→

[20:50 – 24:10] Shanghai Putong・上海 浦東 

→(Air france AF111)→

[5:55 – 10:25] Paris Charles De Gaulle・パリ シャルルドゴール

→(Air france AF368)→

[15:35] Caracas・カラカス

入国ゲートで代理店の送迎スタッフと待ち合わせ。

そのまま送迎で空港から車で5分ほどの高級ホテルへ。

ネットも問題なく通じ、写真のようなステーキも夕食で口にすることができたので、非常に快適に過ごせた。おそらく食事の料金は、一旦ツケておいて、翌日のチェックアウト時に、送迎スタッフが支払ってくれていたと思われる。ただし、屋外外出はせず。

ここで100$分の両替を依頼していたが、現金を手配できなかった様子。もしかしたら忘れられていたかも。

●STAY

EUROBUILDING EXPRESS MAIQUETIA


■Day2 (Moving Day)

[8:00] Caracas・カラカス

朝一に送迎で空港へ。カラカスの中心部を見ることは無かった。

→(domestic flight)→

[9:00] Puerto Ordaz・プエルトオルダス

ここでロライマ山のベテランガイド兼カメラマンのAntonio Hitcher(アントニオヒッチャー)氏と合流。

→(car *9 hours)→

間にレストランで昼食。満腹まで食べられる。ベネズエラは物資不足も心配していたが、現地ツアー内では、繁盛しているレストランばかりに立ち寄り、全く問題なかった。

[around 18:00] Santa Elena de Uairén

※ゲストハウスの部屋に宿泊。部屋の中までwifiが届き、こちらも快適に過ごせた。確か、ディナーも提供された。夜遅かったことに加え、そもそもそんな雰囲気ではなかったので、宿の外には出ず。

●STAY

Guesthouse


■Day3(Trekking 1st Day)

[around 10:00] Santa Elena de Uairén

ゲストハウスで朝食付き。簡単なビュッフェスタイル。

ガイドとドライバーは別のところに宿泊し、ゲストハウスへ迎えに来てくれる予定だったが、元々の出発予定の予定時刻を2時間以上になってようやく到着。連絡手段が無かったので非常に不安になった。(二人と知り合いだった宿のオーナーも不在だったので、タイミングが悪かった。念のため、ガイドの電話番号は控えてくべきだった。)

他の宿泊客が次々とどこかへ出発する中、ようやく到着した二人の話によると、給油のために1時間以上並んでいたという。実際、ガソリンスタンドは多くのところで、非常に行列が出来ていた。(特にギアナ高地エリアの南部)

話によると、権力者が特定団体などにガソリンを優先して提供してしまい、慢性的に不足しているとのこと。一般人は一回当たりの給油が20リットルのみなど、供給に制限がかけられているらしい。実際、多くの車では緊急時に備えてポリタンクにガソリンを積んで走行していた。

ちなみに、デモはガソリンを求めてよくガソリンスタンドを襲うことが定番らしいとのこと。

なお、南部で行列が多い理由の一つは、ブラジルからの旅行者によるとのこと。この時は乾季でしかも年末年始のオンシーズンだったからかもしれないが、想像よりも多くの旅行者がずっと自由に旅行していたイメージ。(ブラジル以外の国からの旅行者は、空路が年々制限されていることもあり、観光客数が減っている様子)

トレッキングに不要な電子機器や充電器などの荷物はここでドライバーに預け、トレッキング終了後にピックアップできる。

→(car *aroud 45 minutes)→

[around 12:30] Paraitepuy・パライテプイ

管理事務所への受付などはすべてガイドが行ってくれ、準備体操と軽食を食べなら、ポーターの方々(一家3名、父母娘+頂上までほかにもう1名)と合流し、1時間ほどで出発。自分よりも年下の女の人に重たい荷物を持ってもらい、少し複雑な気分に。ただスピードは圧倒的に自分より早い…!

→(trekking * around 4 hours 30 minutes)→

初日のこの区間は、ほぼ平坦。(といっても、要所要所では急坂はある)

残念ながら、雨にも打たれ、天候はそこまで良くなかった。

 

[around 17:00] 1st camp site

キャンプサイトでは、ポーターの方がテントとトイレ用テント(便座付き)を設置してくれる(トイレは用を足した後、石灰をかけて袋に入れて持ち運びしてくれる)。夕食もすべて待っているだけですべて準備してくれるので、非常に楽。

シャワー代わりに近くの川で水浴びをする。しれっと水着に着替えて飛び込む。石鹸使用可。めちゃくちゃ冷たい。

トレッキング中のテント泊は、プリプリという虫刺されに注意。刺されると痒みなどよりも、赤い斑点だらけになるのがキツイ。一部の虫除けスプレーなどが効くとのこと。検索するといくらか情報が出てくる。

●STAY

1st camp site


■Day4(Trekking 2nd Day)

[around 7:30] 1st camp site

朝食ももちろん、すべて準備してくれる。自分の荷物だけを整理して出発。

 
→(trekking * around 7 hours)→

 このトレッキングのハイライトの一つである、出発して早々に訪れる、昨日水浴びをした川と、上記の写真の川の2か所の川超え。

サンダル(マジックテープなどで踵を固定するものも含む)は滑って危険とのことなので、靴下での横断を勧められる。自分も身長が180cm以上の高い方だが、かなり足を取られて危険だった。カメラが水没しないようにドキドキしながら進んでいく。できれば転んでも大丈夫なように、防水バッグなどで保護しておきたい。

年齢層の高い日本人団体を案内する場合、それぞれの川を超えるだけで1時間ずつかかるらしい。それまでずっとガイドは手を引いたりするらしく、如何に大変かは想像に難くない…。

登りの時はそれほど水深が深くなかったが、帰りの時は本当に危なかった…

川越えの後は、徐々に登りになっていく坂を登っていく。昼食はたしかサンドウィッチなどの弁当だった気が…。

雨に打たれながら、昼過ぎに2日目のキャンプサイトに到着。

[around 14:30] 2nd camp site

ここでもキャンプサイトから歩いて5分弱ほどのところに小川が流れていて、一部滝つぼのようになっているところで水浴びができる。ここはさらに冷たい…。着替える場所などはないので、テントの中で水着に着替えておいた方がよい。

●STAY

2nd camp site


■Day5(Trekking 3rd Day)

[around 8:30] 2nd camp site 

→(trekking)→

頂上直前の最後の行程となり、トレッキングルート中一番の難所。

その理由は2か所ある滝の下を歩いていくこと。びしょ濡れになるのは避けようが無い…。合計すると10分近く濡れ続けながら歩き続けることになるはず。主には以下の2点に注意

・荷物に対して、ジップロックなどを駆使し要防水対策。

・靴のまま行くか、靴を脱いで靴下で行くか、ガイドと要相談(基本は靴を濡らしながら進むはず)

頂上近くなってくると、途中から生物や植物もロライマ山周辺の固有の動植物が増えてくるらしい。探しながら歩き続ける。

[around 12:30] Top of Mt.Roraima・ロライマ山頂

年末年始シーズンは、キャンプ地の場所取りが激しいらしい。(多くのブラジル人やカラカスなどからのベネズエラ人が、訪問していることがよく分かる)

キャンプ設置はガイドやポーターの方々にお任せだが、登山口近くに張ることができればラッキー。自分の時は登山口から、さらに奥へ20分ほど行ったところで、まあまあの場所とのこと。ガイド達はラッキーだったような雰囲気を出していた。おそらく位置よりも、美味い具合に洞窟になっていて快適に滞在できるからだったかと思う。

荷物を置いた後は、展望スポットや水浴びスポットなどを訪問。

この時は、悪天候であまり綺麗な景色は見られず…。夕方~翌日午前中までずっと雨が降っていた。ロライマ山は別名「Cloud factory」と呼ばれ、悪天候である確率も高い様子。それでも乾季は一日中雨が降っていることは少ないらしいが、この日は運が悪かった!

●STAY

Top of Mt.Roraima camp


■Day6(Trekking 4th Day *stay at top)

[All Day] Top of Mt.Roraima camp

午前中は降雨のため待機。

正午頃になり、天候がやや回復してきたため、周辺の展望スポットを訪問。

1日頂上での滞在となり、特にルートなどもある場所ではないので、おそらくそのツアーメンバーの希望などから、思い思いの滞在を楽しむ日になるはず。固有種の黒カエルを撮影したりして楽しむ。

●STAY

Top of Mt.Roraima camp


■Day7(Trekking 5th Day)

[around 8:30] Top of Mt.Roraima camp 

→(trekking *around 12 hours)→

朝から一気に下山を開始する。元々は1日かけて1st campまでの行程だが、トレッキング1日目のルートに当たる分も歩いて、一気に麓の村であるパライテプイまで戻ることができれば、翌日の行程がかなり楽になるとのことで、目標をそこに置く。

この時、同じタイミングで下山していた日本人女性は、自分が2.5日かけて登った内の約半分の行程をMTGで往復するツアーとのこと。色んなツアーがあるものですね。

途中まで順調に下山していたが、もうすぐ1st campというところで大きな関門が。2か所の川渡りスポットが、それまでの降雨により、大きく水位が上がってしまっていた。

周りのグループも川の手前で待機していて、自分たちも昼食がてら30分ほど様子見。しかし、水位は下がる様子を見せず、強引に突破することに。

各グループのガイドたちが協力し合い、なんとかロープを使いながら安全なルートを導く。その後、順番に一人ずつ一人ずつ声を掛け合いながら、渡っていく。冗談抜きで足を滑らしたら溺れる危険があったようにも思える。

ちなみに、この時どこからともなく地元民が現れ、舟で川を渡る商売を始めていた。

片道100円程度なので、お願いすべきかとも思うが、荷物運搬を初め、多くの人が行列を作っていたので、パライテプイを目標に置いていて、体力も問題なさそうな自分は暗黙の了解で川渡り組に…!

バックパックはガイドに託し、カメラバッグは舟にお願いしたが、水没しないことだけをただただ祈っていた!

時間はかかったものの無事に川渡りを突破し、そのまま予定通りパライテプイへ向かうことになったが、その後、足のダメージを感じ始め、かなりのペースダウン。

完全に日没してしまい、ヘッドライト頼りに歩くことになってしまった。

今さら知ったが、何十回(百回以上?)もロライマ山を登頂しているベテランガイドの方も、過去に一気にパライテプイまで歩ききったことはほんの数回程度とのことだった。体力を抜きにしても、その時の天候などのコンディション、川渡りの所要時間などによって、パライテプイまで戻れるかどうかは、客観的に見て絶妙なラインに思える。

疲れたら、1st campで滞在すればよいし、ここを歩ききったからと言って、大きくスケジュールが変わってくる訳でもないので、あまり無理する必要はないかと思うが、同じキャンプとはいえ、商店もあり、村人の人達と交流もできるので、できれば村まで戻りたいところ。ただし、ガイドのやる気によるかもしれない!

[around 20:00?] Paraitepuy・パライテプイ

※村だが、同様にキャンプ(テント)での滞在。

●STAY

camp at Paraitepuy


■Day8 (Moving Day)

[8:30] Paraitepuy・パライテプイ

この村の住民であったポーターの方々と、最後のお別れをして終了。確か3名に対して数十ドルのチップを渡した。

今から思うと、途中で仕事を終え帰って行ったもう一人のポーターの方には何も渡していない!

→(car *more than 9 hours)→

途中、サンフランシスコ村などで30分程度の休憩や預けていた荷物のピックアップを挟みながら、2日目に車でやって来たルートを同じように戻っていく。

昼食も提供され、引き続き現地通貨をまったく使わずに生活をする。

[around 19:00] Puerto Ordaz・プエルトオルダス

プエルトオルダスでも、高級ホテルに滞在。中はおそらくビジネスだろう、中国人の人の姿をちらほら見る。

過ごし方はカラカスの際と同様。ホテル内レストランで食事をして、特に支払いをすることなし。

しかし夜中は停電&wifiも繋がらなくなるというアクシデント。高級ホテルでもアクシデントが発生するというベネズエラの洗礼を受ける。

●STAY

EUROBUILDING EXPRESS

●SPENDING

・Tip for 3 porters: 20$ or more (I forgot details)


■Day9 (Canaima *Salto Ángel 1st Day)

[9:00] Puerto Ordaz・プエルトオルダス 

本来、ロライマ山へ同行してくれたガイドのHicher氏とは、ここでお別れかもしれないが、たまたまHicher氏の地元が、エンジェルフォールへ向かうカナイマのため、同じタイミングで向かうことに。

Hicher氏の便は、元々予約が無く、席が空いていたら向かうことができるという状況だったようだが、結果、自分とは別会社の便で向かうことができた。

→(domestic flight)→

コックピットが丸見えで、様々な計器が見えるのが面白い。飛行時間はせいぜい1時間程度だったはず。

[around 10:00] Canaima・カナイマ

カナイマはエンジェルフォールへ向かう拠点となる街の名前。多くの宿泊施設があり、観光産業ばかりで成り立っている。また滝やボートなどの観光資源も多い。

空港到着後は、宿泊地となるリゾート施設Ucaimaのスタッフを待つ。

逆にこの日にカナイマからプエルトオルダスへ向かう、復路便の乗客の送迎とと共にやってくるので、到着のタイミングではまだスタッフは不在だった。

その後、別便で向かってきたHicher氏と合流し、Ucaimaへ向かう前にHicher氏の知り合いの商店などを訪問。(空港から徒歩2~3分程度。詳細な場所を忘れてしまったが、空港のスタッフに周辺で一番大きな商店を聞けば、すぐ分かるはず)。お土産もあるので、現地通貨の手持ちがあれば、ここで購入してもよいかもしれない。(Ucaima滞在の場合は、滞在場所がはるかかなたなので、この時間だけが実質、購入可能な時間帯)

この時、ようやくCanaimaで100$両替できた。

→(Boat & Car)→

Hicher氏と別れ、ここからはすべてUcaimaのスタッフの案内で行動

他の宿泊者とともに、車やボートに途中滝に立ち寄りながら宿へ向かう

 

[around noon] Ucaima・ウカイマ

UcaimaはCanaimaの奥地にあるリゾート施設。とてもきれいでゆっくりできる。

[afternoon – evening] Canaima tour

チェックインや昼食ののちは半日カナイマ観光。ガイドと他の宿泊者とともに、滝の裏側などをボートと徒歩で訪問。

全身びしょびしょになるので、水着やサンダル必須。着替える場所が無いので、チェックイン時にパンツの下などに履いておいた方がよい。

一つ怖かったのは、地元の人は滝の手前で、荷物をすべて置いていく。パスポートや財布も、そのまま放置せざるをえなかった。ジップロックや防水バッグなどに入れて何らかの形で持っていくことも考えられるが、滝の勢いでどこかへ流れていってしまう事故もありえそう。

治安がいいエリアなので、みんな心配ない、とは言っていたが、宿のウカイマに置いておくのが正解か。

その後は日没くらいの時間まで色々と散策する

なお、ウカイマにはミニバーがあるので、もし手元に現地通貨があれば、アルコールも楽しめる。料金ははっきりと覚えていないが、1杯数百円で、日本の感覚なら、少し安かったような気が…。ドルが使えたかどうかも記憶が…。

水は部屋の中にミネラルウォーターあり。自分の場合は1人部屋を1で使っていたので、量などは特に問題なかったが、2人の場合は足りない可能性あり。おそらく購入できるかと思うが…。

●STAY

Ucaima


■Day10 (Canaima *Salto Ángel 2nd Day)

[around 8:00] Canaima・カナイマ 

→(Boat)→

カナイマからエンジェルフォールの麓まで、数時間かけて川を逆流する形でボートで向かう。この区間は非常に景色が良かった。

途中、水浴びスポットや、おそらくボートに乗船したままでは渡りづらい箇所を歩いたりするので、水着や動きやすい格好が必要。ここでもやはり、事前に着ておいていた方が良かった。なお、昼食はエンジェルフォール直前の川岸で弁当をいただく。

また、後述の通り、エンジェルフォールの箇所では、片道1時間程度のトレッキングあり。ビーチサンダルで歩く人も多いが、心配ならトレッキングシューズなどで向かうべき。

年末年始は乾季になるので、川の水位は低い。所々浅瀬にボートが乗り上げてしまい、スタッフだけでなく乗客メンバーも水の中に入りボートを押し出すシーンも。自分は無駄に重厚な格好をしていたので、他の方々に託す…。

この年末年始のタイミングは水量ギリギリだったらしい。この後さらに水量が少なくなると、ボートでエンジェルフォールへ向かえなくなる可能性あり。現地代理店などに要情報収集。

[13:45 – around 17:00] Salto Ángel・エンジェルフォール 

昼食後、比較的すぐに滝の麓に到着。そこから1時間ほどかけて登っていく。できればトレッキングシューズ、固定できるサンダル程度は欲しいところ。

しばらく登ると展望スポットあり。そこでじっくり写真撮影。

展望スポットからさらに進むと、滝つぼになっていて、ひと泳ぎできるスポットあり。自分の時は、ここで20分ほど水遊びをした。

ただし、滝つぼは実際は深く、岩が積み重なって何となく足が付くところがあるが、岩と岩の間などで突然足がつかなくなるので、一瞬溺れかける。ゴーグルがあるとその様子も分かるので安心だが、水上からはどこが足がつくポイントかいまいち分かりづらい。

さらには、水上の岩などは少し滑るので、他の観光客は楽しそうに泳ぐが、実は緊張感がいる。実際転んでしまった!

[around 17:00] Camp site

滝から下りてきたら、ボートで川の反対側のキャンプサイトへ渡る。なお、キャンプサイトからもエンジェルフォールが見えた。

川で水浴びをすることで、シャワー代わりに。石鹸の使用も認められていた。ただし水は冷たい。

料理はBBQなどで、量はそこまで多くないものの、充実したディナーを堪能できる

キャンプサイト内はベッドや照明もあり、まあまあ快適に過ごせた

●STAY

Camp site


■Day11 (Moving Day)

[around 6:00] Camp site 

早朝に軽食を食べて早々に出発。

→(boat)→

相変わらず、ボートは浅瀬に乗り上げる。

[around 10:00] Canaima・カナイマ

チェックアウト準備をして、空港へ向かう。朝食も改めてここで食べたかもしれない。

[11:30] Canaima・カナイマ

空港内に簡単な出店のお土産屋があるので、購入することが可能。

Hicher氏も空港にいて、今後のスケジュールの確認と最後の挨拶をする。ちなみにカナイマは非常に小さい街。

翌日か2日後位にブラジル人のグループと、まだ開拓されて1年程度しか経っていない新ルートトレッキング(川のぼり)に向かうとのこと。この周辺は地元の人ですら未開エリアが多く、新たなルートが日々開拓されているらしい。

→(domestic flight)→

往路も復路もスケジュール通りに出発

[Around 12:30] Puerto Ordaz・プエルトオルダス

Hicher氏から聞いていたスタッフと空港で合流。なおこのスタッフは、たしかロライマ山へ向かった時のドライバーの息子。ホームタウンのSanta Elena de Uairénから、大学が始まるためちょうど西の方の街へ向かうところだったとのこと。

本来国内線が取れていたら不要な行程であるが、ドライバーも別にいて、ツアーを成立させるためにあらゆるネットワークを駆使する態勢に、ある意味感銘を受ける。

ちなみにこの息子の彼は、どんなにベネズエラの経済が危機でも、ベネズエラが好きだから他国へ行くことは考えていないと言っていたのが印象的だった。

→(car)→

国内線のチケットが取れなかったため、車で半日かけてバルセロナへ向かう。

50$払って、変哲の無い道を進むだけだったが、途中オリノコ川を越えたのは、地理好きとしては少し嬉しかった。

そして、相変わらず車窓を眺めているだけだと、他の国となんら変わらない、ゆっくりとした街並みが過ぎていく。

途中、これまた何の変哲の無い田舎にあるレストランで昼食。経済破綻が伝えられるベネズエラだが、中は多くの人で賑わい、上記写真に加え、様々な肉料理が提供され、お腹いっぱい堪能することができた。料金はもちろんツアー代金に含まれていたが、おそらくこちらからアピールしないと際限なく注文されていたかもしれない。

相変わらず、ベネズエラの経済危機の実態をいまいち掴みかねているまま、楽しい時を過ごす。

[Around 18:00] Barcelona・バルセロナ

車はロードサイドのホテルに止まり、そのままチェックイン。後から調べて分かったが、おそらくHotel Dorado Suitesに泊まっていた。

ディナーは、おそらくバルセロナの街屈指の高級レストランへ。残念ながら、名前が分からないが、門の前には銃を持った守衛が2,3人いた。ここで初めてベネズエラの治安の悪さを実感する。

店内は高級感があり、とても美味。全体的にベネズエラ料理は美味しかった。(ツアーでそれなりのお金を払っているが!)

テレビは、ベネズエラベースボールの試合を流している。

帰りはガソリンスタンドに併設されたコンビニで買い物。スタッフの彼が電子マネーで決済をしていた。現金が不足しているため、電子マネーが無いと生活ができないことを聞く。ついでに水や明日の朝食見合いの軽食など、自分が必要なものを購入してくれる。

●STAY

Hotel Dorado Suites


■Day12

[7:20] Barcelona・バルセロナ

朝4:00位にドライバーと二人で出発。着いた時には空港内には数人しかおらず、がらんとした空港でしばらく待つ。逆に開いていたことにびっくり。セキュリティなども見当たらず、治安が不安だったが、周囲の人も特に変な雰囲気なく、淡々と待つ。

飛行機は予定通り出発してくれた。

→(domestic flight)→

[morning – 17:35] Caracas・カラカス

国内線到着後、ベネズエラ入国の時と同じスタッフに迎えられる。

早朝便で着いてから当日の夕方出発まで、かなりの時間を空港内でスタッフと共に過ごす。この時一緒にいた、スタッフの奥さんも何時間も一緒に時間を潰してくれていた。お陰で自分の拙い英語ながらコミュニケーションしながら、長時間を潰すことができた。

なお、空港内にはsubwayなどのファストフードがあり、食事には困らなかった。料金は数百円して、普通のsubway感覚だった。

また、空港内にはキオスクのような商店もあり、チョコレートなどを購入しちょっとしたお土産も確保できた。(出発ロビーにも高級チョコレート専門店があり、お土産には困らなかった。ただしクレジットカードは高額請求の恐れがあるので、怖くて使用できず)

無料wifiがあったが、電波は不安定。空港のネット環境が悪いなど、要所要所で混乱を感じた。subwayなどにもwifiサービスがある表示があったが、提供はできていないようだった。

空港内には明らかにバックパッカー風の日本人の姿もちらほら。一体どこにいたのか…?

お迎えのスタッフとチェックイン後に分かれたが、特にチップを求められることもなく、握手で分かれる。このツアーのスタッフの人はみんな親切であった。

→(Air france AF385)→

[7:55 – 23:20] Paris Charles De Gaulle・パリ シャルルドゴール 

乗継時間がほぼ丸一日あるため、市内観光には十分。ベネズエラへはアメリカ経由ルートの方が一般的な印象だが、エールフランスはパリ観光と、乗継が一回で行ける可能性があるので利便性が高い。ただしスカイチーム…。マイルを貯めずらい。

→(Air france AF274)→

[19:25] Tokyo Haneda・東京 羽田


【Tips】

振り返ってみての反省をまとめました。

用意すべきだった持ち物

・防水バッグ

ロライマ山トレッキングで、腰まで水に浸かるは、上から滝に打たれるはで、想像よりもカメラなど水没するリスクが思ったよりも高かった。その時に転んだりしても大丈夫なように、最低でもカメラやレンズが入るサイズのジップロックを用意しておいた方がよかった。

・モバイルバッテリー

充電をアテにしていたら、ホテルが停電で充電ができなかったことがあった。

・ゴーグル

エンジェルフォールの滝つぼで、本気で水遊びをしたい場合。

その他

・防虫対策

ロライマ山のトレッキングでは、有名なプリプリに多く噛まれた。特別痛みや痒みなどがある訳ではないが、赤い斑点が無数に浮かび出てしまう。寝る前はしっかりと防虫対策を行うべき。ちなみに、ロライマ山以降、このスプレーを使っているが、自分の感覚的には海外の虫除けにはかなり役立っている(気がする)。

・カナイマ、エンジェルフォール周辺での水着対策

ガイドの話を話半分で聞いていたら、突然周りのツアーメンバーが着ていた水着で水遊びをするシーンが多数。手元には持っていたが、予め宿で着ておくべきという発想が無かったので、カナイマに着いた後は、水着という話が出たら、どのタイミングで水着に着替えておくべきかガイドと確認しておくのがよい。その際は、水遊びする際の貴重品対策についても合わせて確認しておきたい。

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テーマの著者 Anders Norén